遺骨は郵送できる?「送骨」の方法と注意点|送れるのはゆうパックだけ
最終更新: 2026年7月7日
遺骨は郵送できます。ただし宅配で遺骨を引き受けているのは日本郵便(ゆうパック)だけで、 ヤマト運輸・佐川急便は約款で遺骨の取り扱いを認めていません(2026年7月時点)。 遠方の霊園への「送骨納骨」、本山への納骨、親族への分骨の受け渡しなどで使われる、れっきとした実務手段です。
送骨が使われる場面
- 送骨納骨サービス: 遠方の合祀墓・納骨堂・樹木葬に、現地へ行かずに納骨する(3〜5万円程度で永代供養まで含むプランが多い)
- 本山納骨: 宗派の本山への分骨納骨(受入条件は各本山に確認)
- 親族間の分骨の受け渡し(分骨の解説)
- 改葬(お墓の引っ越し)でのお骨の移動
送り方(ゆうパック)
- 受入先の確認——納骨先が送骨を受け入れているか、必要書類(埋葬許可証・分骨証明書)は何かを先に確認
- 梱包——骨壺の蓋をテープで固定し、緩衝材で包んで箱の中で動かないように。箱は骨壺サイズ+緩衝材の余裕があるものを(送骨専用キットを販売する霊園・業者もあります)
- 書類を同梱——埋葬許可証(証印済みの火葬許可証)または分骨証明書。原本の同梱が求められるのが一般的です
- 窓口から発送——中身を聞かれたら「遺骨」と正直に伝えて問題ありません。損害賠償の対象にならない旨を了承のうえ引き受けとなります。セキュリティゆうパック等の対面性の高いサービスや、日時指定で確実に受け取れる設定がおすすめです
注意点
- ヤマト・佐川に持ち込まない——約款上引き受けできず、窓口で断られます
- 書類なしで送らない——受入先が納骨できず、送り返される原因の筆頭です
- 手渡し・持参も選択肢——遺骨は鉄道・飛行機に持ち込めます(国内線は手荷物検査で申告すれば機内持ち込み可が一般的)。心情的に手渡ししたい場合は無理に郵送を選ぶ必要はありません
- 粉骨してから送ると容積が1/3〜1/4になり、送料・受入の選択肢が広がります(粉骨サービスは1〜3万円程度)
よくある質問
- Q. 送骨は法律的に問題ない?
- 問題ありません。郵便法・ゆうパック約款上も遺骨は引き受け対象です(ヤマト・佐川は自社約款で対象外としているだけです)。
- Q. 海外に遺骨を送れる?
- 国により規制が異なり、EMS等で送れない国も多くあります。海外が関わる場合は海外で亡くなった場合の解説と、相手国の在日大使館への確認を。
- Q. 送骨納骨は失礼にあたらない?
- 近年は霊園側が公式サービスとして提供しており、経済的・身体的事情での利用は広く受け入れられています。心情面で気になる場合は、後日のお参りで補う方が多いです。
※配送条件・約款は2026年7月時点の公開情報に基づきます。発送前に日本郵便の窓口・受入先にご確認ください。