棺に入れられるもの・入れられないもの|副葬品のルールと当日困らない準備

最終更新: 2026年7月7日

棺に納められる副葬品の原則はシンプルです——「燃えやすいものを、少量」。 手紙、写真、花、故人の好きだった食べ物少量、愛用の衣類などはほぼ問題ありません。 一方で金属・ガラス・革・電池類はお骨や火葬炉を傷める原因になるため入れられません。 最終判断は火葬場・葬儀社が案内してくれるので、「入れたいもの」を事前に伝えておくのが一番の準備です。

OK・NGの早見表

区分備考
入れられる手紙・寄せ書き、写真、花、好物の食べ物(少量)、タバコ数本、薄手の衣類、折り鶴量が多いと燃え残り・お骨の変色の原因に。「少量ずつ」が基本
要相談厚い本・アルバム1冊、ぬいぐるみ(大)、果物(丸ごと)、飲み物燃えにくい・水分が多いものは一部だけ・ページを選んで等の工夫を案内されます
入れられないメガネ・指輪・時計(金属/ガラス)、革靴・革ベルト、ゴルフクラブ・釣竿(カーボン)、スプレー缶・ライター・電池(破裂危険)、ビン・缶、分厚いプラスチック製品炉の故障・爆発事故・お骨の損傷の原因。カーボン製品は不完全燃焼で設備トラブルの代表例
法律上NG硬貨(お金)貨幣損傷等取締法により硬貨を損傷する行為は禁止。「六文銭」は木製・印刷のレプリカを葬儀社が用意してくれます

ペースメーカーは必ず申告を

体内の医療機器で最重要なのが心臓ペースメーカー・ICD(除細動器)です。 火葬中に破裂して設備や職員に危険が及ぶおそれがあるため、葬儀社と火葬場への事前申告が必須です(施設側が適切に対処します)。 人工関節・インプラントは申告不要の施設が多いですが、収骨時に金属が残ります(そのまま骨壺へ・施設で分別などの扱いは施設により異なります)。

「入れられなかったもの」はどうする?

  • メガネ・指輪・時計——火葬後に骨壺へ一緒に納めることは可能です(納骨先の規定は確認を)。手元に形見として残す方も多くいます
  • 思い出の品が多い場合——お別れの時間に棺の周りに並べて見送り、火葬には入れない、という形が定番です
  • 入れそびれても悔やまなくて大丈夫です。手元供養など、後からできる形はたくさんあります

よくある質問

Q. 生きている人が写った写真は入れてはいけない?
「連れて行かれる」という俗信があるだけで、ルール上の問題はありません。気にされる親族がいる場合は写っている本人に一言確認すると角が立ちません。
Q. お酒を入れたい
ビン・缶ごとはNGです。紙パック少量にするか、棺に納めず祭壇に供える形が案内されます。
Q. いつまでに決めればいい?
納棺のとき(多くは火葬前日〜当日)までに。葬儀社の打ち合わせで「入れたいもの」を伝えれば可否を確認してくれます。

※可否の最終判断は施設ごとの基準によります。必ず葬儀社・火葬場にご確認ください。